第1回 「ジュディが見つけたもの」 [大ピラミッド・通気孔]

はじめまして、ワイズマンです。

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↑新発見の謎の印(NewScientistより:http://www.newscientist.com/)

先ごろ(2011年5月30日13時23分)、YAHOO!JAPANのニュースヘッドラインで、「ピラミッド隠し部屋に謎の印」のタイトルで、ギザの大ピラミッド内部における新たな発見が紹介されました。ソースはCNN。

調査はイギリスのリーズ大学が主体で、探索用ロボット「ジュディ」を大ピラミッドの通称「女王の間」から南北に延びる細い「シャフト」のうち南側のシャフト内に送り込み、シャフトを封じている石のドアの穴から小型のカメラを送り込んで、はじめてドアの後ろ側の撮影に成功しました。その画像には、はっきりと人工的に赤いヒエログリフのような記号が床に描いてあるのが見てとれます。

http://www.newscientist.com/articleimages/mg21028144.500/2-first-images-from-great-pyramids-chamber-of-secrets.html


同様の内容について紹介しているNewScientistのHPでは、イギリスのケンブリッジ大学のケイト・スペンス氏は、このシャフト(記事中ではトンネル)を「プラクティカル(実用的)なものでなく、シンボリックなもの」と説明しています。

さて、みなさんは、どうお考えでしょうか。

クフ王の大ピラミッド内部にある「重量拡散の間」には、クフ王の名を示すカルトゥーシュ(王の名を示すヒエログリフを楕円で囲ったもの。カルトゥーシュはカートリッジ、つまり銃の薬きょうのこと)が発見されていますが、これも赤いペイントでした。重量拡散の間は、およそ人目に触れる場所ではなく、カルトゥーシュの端が石組みの中に隠れてしまっていることから、重量拡散の間の文字は、まったく装飾的な意味合いがなかったと考えることができます。労働者が石材を運搬する際の識別マーク等、建設上の必要によるものであったと解するのが一般的です。

私には、新たに撮影された赤いヒエログリフのようなものが、スペンス氏とは逆で、「プラクティカルなもの」にしか見えないのです。

そして、ここから先が、私の推理です。

重量拡散の間の文字は、クフ王の名を示すヒエログリフでした。今回見つかった赤い「ヒエログリフのようなもの」。私は、「ようなもの」ではなく、「ヒエログリフ」だと思うのです。

なぜ、そう思うのか。私は、多少ヒエログリフのことがわかります。

「そっくりなヒエログリフがある」

からです。



「赤いヒエログリフのようなもの」は2つあります。

ひとつは「塗りつぶされた円」、もうひとつは「V字のような形」。


この2つに似たヒエログリフが、あるのです。私は世界に先駆けて、このことを主張したいと思います。


塗りつぶされた円のヒエログリフAa1.gif
「塗りつぶされた円」は、「近く」という意味を持っています。



より重要なのは、「V字のような形」です。これは「人間の口を横から見た形」です。



さて、肝心の意味です。

「人間の口を横から見た形」は、放物線のようなものが出ていることが多いのです。それは、「ものを吐き出す姿」を表しています。

口を横から見たヒエログリフD26.gif

その際の意味は、

「放出・発散」です。


では、私の解釈を申し上げましょう。

今回発見された赤いヒエログリフのようなもの。

これは「ヒエログリフ」です。

その意味は、





「排気口付近」
です。



シャフトは、しばしば言われるように、


「通気孔」
だったのです。

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