ピラミッドとは何か

私は、所謂「女王のピラミッド」というものは無かったと考えています。
ただし、それは王の配偶者としてのそれであって、自ら付け髭をつけ、王位を正式に継いだ場合は除きます。

では、主たるピラミッドのそばにある「衛星ピラミッド」とも呼ばれる小型ピラミッドは何であるのか。

それもまた、王のもの、だと考えています。

一人の王が、いくつものピラミッドを有するのです。

スネフェル王という好例があり、王が複数のピラミッドを有する例は存在します。


では、なぜ大小のピラミッドを作ったのでしょうか。

それは「セド祭」と関係しています。地域的にもピラミッドの建設の始まりにはメンフィス神学の影響を考えるのが適当です。

セド祭は「王位更新祭」とも訳される祭祀であり、在位中、複数回開催されます。

そのセド祭を区切れとして、ピラミッドが建設されるのです。

まずは、マスタバが造られます。

次に階段ピラミッドです。

その次は真正ピラミッド。

その後は高齢ですから、小型ピラミッドを。


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