メル [つぶやき]

「サソリ王のメイスヘッド」と呼ばれている、儀式用の戦闘棍棒の頭部があります。


ここに、私がナルメル王だと思っている人物が描かれています。かの王の手には鍬があり、下には運河らしきものが描かれています。


「メル」とは、この鍬のヒエログリフとrの音を表す口の形のヒエログリフを合わせたものです。

メルには、運河・港という意味があります。


また、以前とりあげたリビア・パレットにも各ノモスの標章である動物が、町の上でこの鍬、つまりメルを持っています。

そしてアハ王のラベルにも王領地と船の間にこのメルが登場します。


メルには、愛するとか、欲するという意味もあります。


そして、字は違うが、ピラミッドを指す言葉もメル。

ナルメル王にもメル。

この言葉が古くには運河や港を超えて「王の建設物」を指すものだったとしたら、謎は解けるのですが。


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